俳優おたくの脳内整理

いいファンでありたい。

推しとファンの超えちゃいけないライン

私は推し事(って言葉初めて使った)に対して縛りプレイを課していた。

1つ目は「着る物をプレゼントをすること」

2つ目は「認知されようとすること」

3つ目は「プライベートを探ること」


認知されたい!
プレゼント着てもらいたい!
ファンサされたい!特別扱いされたい!

というのは、オタクのエゴであって、推しにとってのいいファンじゃないと思っていた。


1つ目の「着るものをプレゼントすること」
これは、推しの為…というより着てくれる事によって、オタクの承認欲求を満たす行為に感じたから縛っていた。

昔、同担のオタクに、推しにどれだけ高額のプレゼントをして、何を着てくれたかを事細かに話された時に、マウント女こええええ!とビビってしまったのもある。

それでも、推しに対して何かをプレゼントしたい気持ちは抑えられなかった。
最初は身に付けないものや金券(賛否あるけど、私は貰ったら一番嬉しいと思ってあげている)や実用的なものをプレゼントしていた。

けれど、1度使ってくれてるのを確認してしまうと嬉しくてたまらなかった。
少しずつ靴下などの小物から身に付けるものをプレゼントしていき、今はもう普通に着るものもプレゼントするようになった。

プレゼントを使ってくれるのを見ると、一緒に渡した手紙も含めて、本当に届いてたんだと確認できる。

服なんて大量にもらって持て余してるのはわかっているけど、服のプレゼントはシャブすぎる。
そんなに頻繁にプレボにぶち込んでいる訳ではないけれど、推しへの気持ちが高まるとついプレゼントを探してしまう。
自己満足でしかないプレゼントだし、趣味じゃなければ、売るなりあげるなり捨てるなり自由にどうぞと毎回手紙には書いている。
着てくれてありがとう、推し。


2つ目の「認知されようとすること」
これは、認知されるつもりは無かったが現場に通いすぎて覚えられてしまった。
推しは天の上の存在で、自分が推しの視界に入る事も恐れ多かったのだけど、推しが自分を認識して話をしてくれた時は、正直めっちゃくちゃ嬉しかった。

推しはファンの顔を努力して覚えようとしてくれている。
自分なんぞが、推しの脳の記憶容量を使用してしまうのは申し訳ないし、ファンの顔を覚えるより台本覚える方に割いて欲しい。

それでも「私」という個体が、推しを応援している事が伝わってることが嬉しい。
覚えてくれてありがとう、推し。無理しないで推し。


3つ目の「プライベートを探ること」
これだけは、今でも守っている。
推しが表に出していないことは、推しが知られたくないことだ。
1ファンである私に知る権利なんてない。

大好きな人の事だから、そりゃいろんな事を知りたいとは思う。
表に出してないことを探り出したら、それはストーカーだ。

まぁ推しが行ってたお店に、本人が絶対来ないタイミングで行ってニヤニヤしたりはするけれど。
気持ち悪いオタクでごめん、推し。

ちなみに繋がろうと思うことは、元から考えに無いし、必死に繋がろうとしているオタクにはドン引きしている。
推しは聖域だ。


私は基本的にずっと2次元のオタクなので、若手俳優にハマるまで、男性アイドルにハマったり等はせずに生きてきた。
だから周囲の女の子の「●●くんかっこいい!」という話題を、ちょっと引いた目で見ていた所があった。
別に男性が苦手という訳でもないけれど、いかにも「女子」という行動が苦手なのはある。

若い男性俳優にハマって、現場に通いつめたり、手紙やプレゼントを贈りつけたり、ましてや一緒にチェキを撮ったりなんて、まさか自分がするなんて思わなかった。


本当に人生って何があるかわからない。





私の目標は「推しにとっていいファン」になることだ。

認知されたい!プレゼント着てもらいたい!ファンサされたい!特別扱いされたい!

自分がその気持ちを持ってることは否定しない。
それでも超えちゃいけないラインを見極めつつ、今日も元気に楽しく推していこうと思う。



(追記)
アイコン設定しました。
ナス味噌炒めをアイコンにしようと思ったけど、炒めるのがめんどくさかったので、30秒で描きました。
ナス味噌炒めおいしいよ。